今日は、8月10日です。
いろいろと悩んだり、迷ったりしていた息子ですが、結果としては2週間の就労アセスメントは無事に終了いたしました。
わ~い パチパチパチ👏
今回は、アセスメントの後半戦⁈での息子のさらなる迷いについて書き記しておこうと思います。
就労アセスメントの1週目、最初はやる気満々だったのに、4日目あたりでいつものメンタルの低下の波がきて、もうどうでもいい……というような無気力感が出てきたようでした。
テンションが高い時から、だんだん下がってきて……それが進むと……また死にたいと思ってしまうんだ。昨日の夜は…そうなったけど……朝起きたら、大丈夫だった。by息子
と、短期間でのメンタルの変化を口にしたり……
この1週間……アセスメントに来ているから、それが気になるからか…今までしていたゲームが出来ない。ぜんぜんゲームに集中出来ないんや
と、環境の変化に適応できないのか?私には分からなくて、返答できないような気持ちをつぶやいたり……
それから 一番、えーーっどうしょう~😧と思ったことは……
今まで家にいてやってた事が全然できなくなった、それは仕方のないことだけど、こんだけ時間を犠牲にして、就労継続支援B型に行って少ない工賃をもらうのやったら、時給が900円ぐらいもらえるA型事業所に行きたい。by息子
という息子の希望でした。
もちろん、最初に出ていた「働きたい」という気持ちがなくなっていないのは良かったのですが、この就労アセスメントが始まる前、たった2週間前は、起床時間と就寝時間が定まらず少しずつずれていくので、朝型になったり、夜型になったりと生活のリズムが整わない状態でしたし。
それよりも、8年間も引きこもっていたのに、いきなりA型事業所で働くのはハードルが高いのではないかと心配しています。
※A型事業所は、B型事業所よりも時給は高いけど(最低賃金と同程度ほど)雇用契約を結んで、週5日・4時間以上(週20時間以上)働くことが条件です。
B型事業所なら、低賃金(工賃)ですが、少ない日数や短時間からでも自分のペースで働くことが出来ます。(事業所によって異なりますのでご確認ください。)
外に出始めて間がない息子にはB型事業所から始めたいところですが、息子いわく「B型事業所ではやる気が出ない」ということのようです。
自分の時間を犠牲にして働くのだから、それなりの対価がないと続きそうにない。という事なのですね。
わかるよ。分かるけど、今の息子の状態ならゆるく始められるB型事業所に通って欲しい…けど…B型事業所に行ってもモチベーションが上がらずに直ぐに辞めてしまう可能性もある。
いったい…どうしたらいいんでしょうか。
この事を通っている就労移行支援事業所のTさんに相談した息子は、ちょっとサッパリとした顔で迎えの車に乗り込んできました。
Tさんに相談したら…「出来ないことはない。ここからA型事業所に行くことも出来るよ」と言われたと……
「B型事業所に行くの嫌だなと思ってテンション下がってたけど、A型事業所に行けると聞いたら、なんかモチベーション上がってきた」by息子
そう……そうですか。
「じゃあ明日、あんたを送った後にハローワークに行ってくる」by私
そうなんです、A型事業所は雇用契約を結ぶのでハローワーク(公共職業安定所)を通して求人に応募する必要があります。
当初は真ん中の「就労B型」を目指した計画で、五段階にステップアップしていく予定でしたが、息子の希望で「3、別プラン」になるかもしれない計画案が出てきました。

1ヶ月程前にハローワークで障がい者雇用について話を聞いたのですが、息子を連れていく前にもう一度確認したいことがありましたのでハローワークに聞きに行きました。
確認したかった事は、A型事業所を利用するのに障害者手帳を持っていない場合は、利用するにあたって医師の診断書がいるのですが、どのような病名ならA型事業所を利用できるのか?というところが気がかりでした。(診断書の件は前回の相談で聞きました)
なぜなら、息子の場合は「うつ病の傾向がある・自閉症スペクトラム障害の傾向がある」という曖昧な病名、グレーゾーンと言われるような状態なので、A型事業所を利用する為に必要な病名の診断書(主治医意見書)を書いてもらえるのかが不明だったからでした。
主治医意見書の病名欄には〔統合失調症・躁うつ病・てんかん・その他〕とありまして、このその他がどのような病名ならA型事業所を利用出来るのかを確認しました。
ハローワークの障がい者雇用担当者さんに息子の場合についてお尋ねしました。

現在、就労移行支援事業所でB型事業所に行くための就労アセスメント中なのですが、息子がB型事業所ではなくA型事業所を利用したいと言うのですが可能でしょうか。利用する為の診断書(主治医意見書)についてお伺いします。
そうしましたら、その他のところの病名は、発達障害(自閉症・注意欠陥多動症等々)などの病名が必要で、今のところ息子につけられた病名ではA型事業所を利用する事は出来ませんと言われました。
えーーっ!えーーえーーどうしたらいいのーーー
せっかく働く気持ちになってる息子に、この事実を伝えなきゃいけないなんて……
どうしょう……いつ伝えようか?
てゆーか、B型事業所は行きたくない、A型事業所は利用出来ないとなった今、息子が進める道は他にあるのでしょうか?
どうしたらいいのか分からなくなり、途方に暮れるって言葉がぴったりな状況になってしまいました。
とりあえず、Tさんにこの事を伝えて、時間があったら親子で面談してもらおうと思いました。
その日、息子を迎えにいくと、担当者のTさんと計画書を書いて下さる相談員のSさんも来てくれて話し合うことになりました。
ハローワークでの事を聞いたSさんは「えーっ、そんなことないよ、息子さんはA型事業所を利用できるよ」「おかしいな~市役所に電話して利用条件を確認しますね。」と言い電話で聞いてくれました。
※A型事業所を利用するには、市役所が発行する福祉サービス受給者証が必要です。そのため利用条件に詳しいのです。
- 年齢が18歳以上64歳までの方
- 制度の利用期間は特になし
- 障害者手帳はなくても利用可能
- 就労移行支援事業所(今いる所)で就労継続支援事業A型制度を利用できますが、必ず障害者手帳が必要というわけではありません。
- 全ての就労移行支援事業所ではありませんが医師からの診断書や定期的に病院に通っているという通院証明があれば就労継続支援A型制度を利用可能です。
- 就労継続支援A型制度を就労継続支援事業所で利用する際は利用料金がかからない場合とかかる場合があります。
- 利用料金の有無は前年度の世帯所得の額により変わります。
このような回答をいただきました。
ですので、息子の場合は、継続して心療内科に通院しているあかしとして提示できる「自立支援医療受給者(精神通院医療)」がありますので、A型事業所を利用出来ることが確認されました。
※ハローワークでは、私の聞き方悪かったのでしょうか、でも…就労移行支援事業所に通所中って伝えたから、なんかしらの福祉サービスを利用していると気付いてくれてもよかったのに…(もごもご)
まぁいいや、絶望的な状況から一変して、また進めそうな道が見えてきました。
もう、もー、目の前が真っ暗になってたのに、数時間で明るい朝日が昇ってきたみたいです。
でも、でもね。
就労継続支援A型事業所でお仕事するには、一般就労と同じで求人募集に応募して面接を受ける必要があります。
そうです、面接に必ず受かる保障は無いのです。
それでも、B型事業所に行く気が無いのなら、本人の希望通りにA型事業所に進む道。
たとえ、うまくいかなかったとしても……自分で決めたことに挑戦してダメだったとしても……また最初のプランに戻って挑戦し直す事ができるのだから……今は本人の希望通りでいいじゃん!
そう思ったけど……
今、お世話になっている就労移行支援事業所の担当スタッフさんいわく「今は、成功体験を積み重ねていく事が大事なんですよ。」と、成功体験を積み重ねて自信をつけていく事がすごく大事なんだそうです。
はい……わかります。それはわかります。
8年も引きこもっていた間に、何度も、なんども「ああ!自分はなんてダメな人間なんだろう」と思って生きてきたであろう息子がやっと自信をつけれる体験をしている今
A型事業所への就労が失敗してしまったら、また元の状態に戻ってしまう可能性があるという事ですよね。
私も、Tさんも、Sさんも…みんながB型事業所に行く方がいいと思っていることは分かっている息子ですが、さぁ~どうするのでしょうか?
今日はここまでに致します。
それでは
最後までお読みいただきありがとうございました。

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