引きこもり歴8年の息子が就労に向けて第一歩を踏み出しました。

プロローグ

中学1年の夏休み明けから学校に行かなくなった息子。

不登校のまま中学を卒業して、通信制高校に進学したものの、卒業後の進路を決める段階でつまずき(息子が何に不安なったのかは、はっきりしていません)だんだんと元気がなくなり、うつ状態になりました。

それから、家から出ることは、ほとんどありません。

『ほとんど』ではなく、ぜんぜんありません。

普通の人⁈みたいに旅行がしたい。

美味しいものを食べたい。

ショッピングしたい。なんて思ってない…21歳息子。

家の外にあるものに、まったく興味がないのです。

自室に閉じこもっている息子が起きている間、何をしているのか分かりませんが……ゲームをしているのでしょう。

ゲームしかやることがありませんし(。_。)

そんなふうに、この8年間過ごしてきたので、21歳になる息子は、まだ1度も働いたことがありません。

その息子が働いてみたいと言いました。

8年も外に出たことがない息子。他人と接する機会がなかった息子がいきなりバイトに応募しても働けるとは思えませんでした。

私が色々と調べると息子のように、うつ傾向にある引きこもりでも就労に挑戦できる公的制度があることを知りました。

3つの制度の違いをざっと説明すると以下のような感じです。

  • 就労継続支援B型
    (内職作業が多く、作業した分の工賃がもらえる)
    (ひと月=○○○○円~30,000円代)
  • 就労継続支援A型
    (企業と雇用契約を結ぶ、時給でもらえる)
    (70,000円ぐらいもらえるかも……)
  • 就労移行支援
    (一般企業への就職を目指す、ビジネススキルアップやマナー等を学ぶ)
    無給

この3つの支援のうちで、息子が就労を少しずつ進めていくには『就労継続支援B型』からだと思いました。

さあ~どこかの就労継続支援B型事業所に申し込んで働くことを体験させてもらおう!と思ったら……

とんでもないーーーっ(っ °Д °;)っ

そこに行くには、やることいっぱーい。

息子には、山  

こえなきゃならない高~い山がそびえ立っているのでした。

ここから始まります。

まず最初にお伝えしますが、この記事は三重県在住のうつ傾向にある21歳息子の就労体験記です。

お住まいの地域や障害の程度、年齢などで制度の内容や利用条件が変わってくると思いますので、1つの体験談としてお読みください。

私が見聞きしましたところによると、この制度を利用するには、医師が生活するうえで、なにかの障害があると認定された方が利用できるそうです。

障害者手帳や市町村が発行する自立支援医療受給者証などを持っている人が対象です。

息子は、1年前に心療内科に通った時に取得した「自立支援医療受給者証(精神通院医療)」が有効でしたので、ここはスムーズに次の段階に進むことが出来ました。

市役所の障がい福祉課で手続きをはじめます。

まずは、本人と障がい福祉担当者さんとの1時間程の面談を行います。

以下のような事を聞かれました。

1人で起きることが出来るか?寝返りをうつことが出来るか?から始まり、立てるか、床ずれは出来ていないか、身の回りことは自分で出来るか、掃除・洗濯はしたことあるか、料理を作れるか、洗濯機を使えるか、買い物に1人で行けるか、視力・聴力について、バスや電車に1人で乗れるか、取られてないのに物をとられたと思った事があるか、経験していないのに…したように言った事があるか、感情の浮き沈み、コミュニケーション能力はどうか、音や光が苦手か、収集癖やこだわりはあるか、出かけても1人で帰ってこれるか、他人や自分を傷つけてしまうことがあるか、今までの外出の頻度、2年間の病歴、漢字が読めるか、今の生活サイクル、家族の健康状態、家族構成、どうして就労継続支援B型を利用したいと思ったのか?などなど…さまざまな質問がありました。

ひきこもり相談の時も少し聞いていたのですが……この就労継続支援にはいろいろな決まり事があります。

一度も就労経験のない息子が「就労継続支援B型」を利用するには、就労継続支援B型に通える人なのか?を試される⁈判断をしてからでないと利用できないのです。

つまり、就労継続支援B型の前にお試し期間があるのです。

(°ロ°)...

ここなんか……複雑なんですが、就労移行支援事業所という所と契約をして、そこに2ヶ月ぐらい通所して、息子が就労できる人なのか?どんな作業(手先が器用でコツコツ派、工具が使えるか、清潔な食品を扱えるか等々)が適しているのか?

決まりは守れるか?そもそも毎日出勤出来るのか?などを見極めるそうです。

その事を「就労アセスメント」と言います。

就労継続支援B型に行く前に就労アセスメントをしてもらわないと進めないのです。

これが……息子にとって高い山の1つですが…

この経験をいかして、自分はどの職業が適しているのか?どの職種なら出来そうなのかを担当者さんとも相談をしながら就労先を決める大事なステップでもあります。

就労アセスメントは無給だと聞きました。

そして……2ヶ月も……あるの…か。

(°ロ°)・・・

障がい福祉課の担当者との面談も息子がどんな反応(嫌がる、行きたくないと言う)を見せるのか、ドキドキしましたが、すぐに就労できないと知ったから……今度こそ「もう、やーめた」って言いそうで……またまた、ドッキドキ。

お先真っ暗…( _ _)ノ|

あ~~どうしょう。

ここまでか……

とりあえず、息子には「就労移行支援事業所を決めて連絡してみるね」と伝えました。

またまた、この先どうなることやら……ドキドキ。

はあ~どうなるんでしょうか!

今日はここまでにしますね~

最後までお読みいただきありがとうございました。

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