脳出血を発症した義弟のふたたびの移動先とは?今度はサービス付き高齢者向け住宅に入居‼

一回目の転院から半年が経過した時に告げられた、次の移動先とは?

地元のAリハビリテーション病院では!

前回の7時間に及ぶ大移動が終わり

新しい病院でのリハビリを中心とした生活が始まりました。

脳出血の後遺症で右半身に麻痺が残ってしまった義弟は

一人では、歩行することができません。

それと、言語障害と排泄のコントロールが出来ない状態にあります。

少しずつでも回復を願ってリハビリを頑張っているようでした。

病院では、理学療法士さんや作業療法士さんの指導で

運動機能のリハビリや言語機能のリハビリを行っていただいてました。

義弟との面会はコロナの事があり出来ませんでしたが

月に一度だけ、担当医と義弟と家族2名限定の

面談があり、短時間ですが、顔を見ることが出来ました。

こちらの病院では、みっちりと毎日!なにかしらのリハビリがあり

本人も忙しい日々を過ごしていました。

半年が過ぎた頃!

病院にも慣れて、パートナーさん達も安心していた頃に

この病院には半年間しか入院出来ないという事を知りました。

入院から4ヶ月がたった頃に、担当医から次の移動先についての

お話しがありました。

一か所の病院には半年間しか入院できないと言う事を

テレビで聞いたことがあったのですが

実際に、経験すると半年というのはあっという間で

本当に短すぎるなぁ~と感じました。

詳しくは説明出来ないのですが

回復期のリハビリテーション病院は最長180日間が

入院可能な上限となっているようです。

担当医からの紹介で次の移動先はすぐに決まりました。

まもなく、入院していたAリハビリテーション病院の

退院日が決まりましたが、次の移動先の施設に入れる日が決めれません

部屋の空きがないのです。

Aリハビリテーション病院と相談した結果

サービス付き高齢者向け住宅に一時的に入所する事になりました。

さっそく、入所相談に行き色々な説明をうけました。

後日改めて伺い、本契約書にサインして

同施設とは独立した訪問看護サービス等の事業所と

訪問リハビリテーションの事業所とも本契約を結びました。

他にも提出する契約の書類がたくさんあります。

大まかに記載させていただきます。

デイサービス、福祉用具貸与、居宅介護支援事業所(ケアマネージャー等)
口座引き落とし書類、コロナ感染に関する書類、オンライン診療等の書類
本人の出来る事と出来ない事に関する書類、緊急連絡先
主治医の先生を明確する書類、請求書送り先確認書類
とまあ。色々な確認書類に記入して
提出しなくてはなりませんでした。

サービス付き高齢者向け住宅とは?

photo=写真AC=beauty-box様

サービス付き高齢者向け住宅は入居の条件があります。

要支援1から要介護5の介護保険認定者が利用できます。

こちらの会社と賃貸借契約を結びました。

入居費用について

義弟は要介護3の認定を受けています。

1人部屋の契約です。

①入居費用
家賃=40,000円 管理費=10,000円
生活支援サービス費=3,300円
食費(30日として)=55,500円
合計金額=108,800円
②介護保険サービス費(デイ、ヘルパー、訪問看護、福祉用具貸与等)
要介護3の1割負担の金額です。
金額=27,048円
※介護保険の自己負担額は40歳から64歳は1割負担です。
③有償サービス費
食事支援(月額)=4,950円(自分で出来ない為)
リネンリース(月額)=4,950円
衣類洗濯(月額)1,500~2,000円(自分で出来ない為)
排泄支援(月額)10,000円ぐらい
合計金額=21,900円

①+②+③の合計金額=157,748円

部屋の様子は、下記の通りです。⇩⇩⇩

※家具や家電はイメージ画像です。画像出典:頂いた高齢者向け住宅パンフレットより

備考=椅子とテレビを購入しました。
冷蔵庫がありませんが、必要がないようでした。
(1ヶ月半で退去予定をしていた為)

引っ越しの当日だけ、荷物の運搬がありましたので

パートナーさん達の部屋への立ち入りが認められました。

ここでの生活は?

サービス付き高齢者向け住宅での生活は

とにかく、時間を持て余していたようです。

1人部屋の契約でしたし、リハビリもあるにはあったのですが

週に2~3回で1時間ぐらいでしたので

他にやることがなかったので1日が長いなぁ~と言っていました。

面会については、コロナがなかったら、自由に面会に行けたと思いますが

下記の通りのお約束事がありました。⇩⇩⇩

【面会について】
面会出来る頻度は=週に3回まで
面会場所=1階 面会室
予約方法=電話または担当ケアマネにメールして
決められた時間内で予約を取ります。
面会時間=15分以内
面会人数=2名まで
マスクはお互い着用して等や、その他 色々な制約がありました。
それでも、Aリハビリテーション病院では、月1回の面会でしたので
それに比べれば、短い時間ですが顔を見れる事は
お義母さんとお義父さんにとっては、嬉しく、安心出来たようです。
なるべく時間を見つけては面会に行っていました。
ここでの生活は約1ヶ月半程で、次の移動先 障害福祉センターへ
またの引っ越しとなりました。

障害福祉センターへ

こちらのセンターの利用にあたっては、介護保険も健康保険証も

使わないで、障害福祉サービスと言う制度を使って利用します。

義弟の場合は、機能回復を目的とした「医学的リハビリテーション」をしてもらいます。

利用にあたって

【利用の対象となる方の項目】の中の
・身体機能や日常生活動作の向上を希望される方
・退院したけれど自宅での生活に不自由を感じている方
・復職や再就職を希望される方
この3つの項目に当てはまります。
【利用の要件】の中の
・15歳以上65歳未満
・身体障害者手帳(肢体等)の所持者
・常時、医療や介護を必要としない方
この3つの項目に該当します。

利用にあたっては、まずは市町障がい福祉課へ申請を行います。

各、色々な手続きを段階的に行い最終的に

障害福祉サービス受給者証支援を決定して頂き利用する事ができます。

【利用料金】について
・障害福祉サービス費用+実費負担(食費、光熱水費)の合計で決定されます。
・負担額は本人と配偶者の所得に応じて負担限度額が決定されます。
義弟の場合は、約90,000円です。
【利用にあたっての必要書類や提出物】について
【利用前診察時】
・診療情報提供書
・頭部MRI画像 など。
【利用開始時】
・リハビリテーションに関する情報
・看護情報、健康診断書 等がありました。

障害福祉センターでの生活は

こちらのセンターは2人部屋で生活しています。

月曜日~金曜日に、週に3回ずつの理学療法と作業療法が

45分間あります。その他にグループでのリクレーションがあります。

詳しくどんな事をしているかをパートナーさんは聞いていないのですが

頂いた予定表には、「創作の時間」や「ボッチャ」と書いてありました。

ボッチャはパラリンピックの競技にありましたので

車椅子でも出来るスポーツをしているのだなぁ~と

想像出来ますし、創作は手先を使うような何かを作る作業を

しているのだなぁ~と、これまた想像しています。

ラダーゲッターと言う、ヒモでつながっている2個のボールを

ラダー(ハシゴ)に向かって投げ、ボールがラダーに引っ掛かると

得点となる。このようなスポーツ・リクレーションもしているようです。

後は、口の体操と作業という項目が書いてあります。

まとめると週に5日は午前と午後と合わせて

45分×3回の決まったスケジュールが組まれています。

各時間ごとにトイレへの誘導があるようでした。

今は、お風呂は週に2回になっています。

面会について

最近はコロナ感染が増えていたのと、センター内でも感染者が

確認されたので一時期は面会が禁止になったのですが

最近 解除されました。

【面会について】
センターでは、面会の予約等の必要がなく、いつでも良い。
10時~20時の間で、面会室にて一回につき2人まで
30分以内の時間での面会になります。

面会については、かなり自由度が高いと思いました。

パートナーさんやお義母さん達は頻繫に会いに行ってます。

義弟はスマホを持っているので、電話で話す事もしています。

でも、パートナーさんがLINEを送ると既読はついても

返信は来ないので、スマホで文字をタップしたりするのが

難しいみたいです。

あの時からと今の様子とは?

最初の意識の無い状態からしたら、今は見違えるようになっていますし

聞き取れる言葉を話す事も出来なかった頃と比べると

今は全然違います、ちゃんと話せています。

時々は「(。´・ω・)ん?」と聞き直す事もたまにはありますが…

心配なのは、身体の方ですね、まだ一人で歩く許可が出ていません。

面会室までも車椅子で送迎されています。

排泄の方も、自分でコントロールがまだ出来ないので

オムツを使用しています。足りなくなると連絡が来て

パートナーさんやお義母さんが購入して面会時に届けています。

なんとか、この排泄介助が必要なくなれば

家に帰って来ることも、出来るかも!

外泊とかが出来たら、義弟のストレスも少しは緩和したり

前向きになれると思ったりしますが…

あれから、1年以上経過しても、改善しないので焦りが出てきています。

また、排泄と同様に歩行の方も、いまだに一人で動くことが

許されていない程に不安定な状態なのだと感じて

こちらも、不安がつのります。

今、この身体のこわばりに効くという注射に通っています。

【ボツリヌス療法について】
ボツリヌス菌が作り出すボツリヌスキシンと呼ばれる薬を
筋肉内に注射し痙縮(筋肉がつっぱり、手足が動かしにくくなったり
勝手に動いてしまう状態の事)の改善を図る治療法です。
分かり易く伝えます=つっぱったり、こわばっている筋肉に注射して
つっぱりやこわばりをやわらげます。
この注射で筋肉をやわらげて、リハビリを行いやすくする。
関節が固まるのを防いだり、痛みをやわらげる等を期待します。
引用元:担当医の説明より

ボツリヌス療法はAリハビリテーション病院に入院中は保険がきかずに

高額になる為に、うけませんでした。

サービス付き高齢者向け住宅に移動してから、一回目の注射を受けました。

効果は数ヶ月続くようですが、健康保険が適用されても3割負担で

約40,000円にもなりますし、病院までの介護タクシー利用料金が

10,000円程かかりますので、金銭的な負担は重いです。

今までにした様々な手続きの事

この入院や転院に伴う手続きの他に
これまでにも、さまざな手続きとの格闘がありました。
平日の市役所や銀行、病院などは時間に制約があるので
そういうことはお義母さんが行い、ネットで出来る事は
パートナーさんがする感じで進めてきました。
【様々な手続きについて】
県外に転勤した場所での病気の発症でしたので
・契約しているアパートの事(電気、ガス、水道の停止にインターネットの解約)
・転居届に、免許証、マイナンバーカードの住所変更(両親なら手続き可)
・身体障害者手帳の交付や医療費の限度額適用認定証の交付手続き
・生命保険の入院給付金の請求と加入中の各保険の見直し
(本人の同意を得て行っています。委任状に記名押印あり。)
・スマホのプラン変更(本人の同意得て、身障者割引の適応等)
・クレジットカード決済の管理(本人の同意を得てから、必要のない引き落としについて、解約手続きを行う)
・県外の転勤先に車を持っていっていた為、フェリーを使い引き取りに行く
等々、パートナーさんとお義母さんで
本当にたくさんの手続きに必要な書類を集める作業を
こなしていましたが、今もまだ続いています。
当初は連日のように2人で電話でやり取りをしたり
直接 家によって話しを聞き、手続きを進めていました。
本当に大変だったと思います。

最後に!

本当にこの1年2ヶ月の間に様々なことがありました。

義弟の命がつながった事が本当に嬉しくて「良かったねぇ~」と

いつも話題になりますが、それと同時にこれからの事が

どうなるのかが、分からないので不安でいっぱいです。

1年と2ヶ月経ちますが、いまだに一人での歩行が許されていない現状!

排泄のコントロールが出来ない現状に、これからどうなっていくのか?

義弟さんは会う度に「治るのかなぁ~?」と聞いてくるそうですが

私とパートナーさんと二人でこの事について話す時

もうこれ以上の回復は難しいのでは?と思うことが多くなってきました。

その事は、私達の胸の内にしまっている思いです。

そんな辛い事は義弟にもご両親にも、とても口に出しては言えない!

言ってはいけない言葉だと承知していますが

ご両親も高齢になってきているので、この先は私達で対応していく事に

なっていくのだと思うと、ちゃんと支えていけるのかな?と

不安な気持ちになっているのも事実です。

義弟の願いは、職場への復帰と車を運転したいという事です。

今は職場の方は休職扱いになっていますが

いつまでその制度が利用出来るのか?分かりません。

これから先も今の状態が改善されなければ、義弟の精神的な事も心配です。

色々と心配の種は尽きませんが、ボツリヌス療法の注射やリハビリでの

身体機能の回復に期待するしかありません。

今日もパートナーさんは何時でも義弟が車に乗れるように

洗車やメンテナンスをしています。

※今回の記事はパートナーさんと弟さん、ご両親に許可を頂き、パートナーさんに
聞き取りと事実確認をして書いています。
※アイキャッチ画像:AC写真=FineGraphics様

それでは

長文を最後までお読みいただきありがとうございました。

いいねこ
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